設立趣意書 見本 株式会社 柴田博史 メディアネットワークス


株式会社 メディアネットワークス
 
情報と製品の提供品質を高め、人々の暮らしに安全と安心を提供する 

DX・メディア事業を通じて、子供の未来/高齢者の暮らし/働く人を支える事業を運用し『寄り添うインフラ』を作る
 
  設立趣意書(Mission Statement)

 株式会社 メディアネットワークスの柴田 博史でございます。

日本は、第2次大戦後製造業を中心に世界からも羨望される成長を見せ、経済的に豊かになりました。七色の虹のように現れた素晴らしい製造業企業群が、「世界で初」、の技術で世界を驚かせ、“Made in Japan”品質は1つの歴史を築きました。                   

 一方で、日本の物作りの伝統に根ざした製造業は、諸外国による技術と生産能力のキャッチアップの結果、従来型の成長モデルではその競争力を維持していけない時代になりました。今や、市場の前線では、「日本発世界初の商品や技術が世界で敗れ、市場を奪われる」事を呆然と目前で見送らざるを得ない現状が沢山あります。それは、ラグビーに例えると、あたかも、ラインマン達の素晴らしい押し込みで作られていたゲームが、対戦相手の一瞬のパスインターセプトの結果独走トライを許し、それを茫然と見送っているような光景です。

 ここで一つの疑問が有ります。日本の製造業の競争力の減衰は、果たして、世間で言われるように「規模の経済」、だけによるものだったのでしょうか?諸説によれば、日本のグローバル型製造業は、グローバルなリーディングカンパニーと比して、従業員・経営者レイヤーの意識、組織運営ノウハウの分野において、下記のような課題があり、克服しないといけないと言われています。

 


 「技術への過信」 

  世界初技術への過信もあり、マーケットインの商品開発力がやや弱い


 


 「戦略実行力の不足」

組織風土上の問題と大企業病によりマーケット開拓力が弱く技術を生かせない

 


 「グローカライゼーション力の不足」

海外にローカライズして経営をする能力が多少弱い

 


 「ルール設定・規格化力」

自国商品・サービスを国際的なルールに設定するのが苦手

                例)PC、携帯OSの標準化、など 反例)地デジ方式

 

メディアサービスの意義について

 上記はいわゆる「大企業」の課題・重要戦略分野ですが、それと関連して、日本の製造業が競争力を回復する為に、我々がもう少し小さな現場のレベルで我々が貢献できる事は何でしょうか?                                        

<1.技術の発意・商品化・サービス化

 

 我々は、技術を商品化し、商品をサービス化し、また、サービスをより良くするサービスが、今の日本の製造業の競争力維持にとって重要だと考えております。

 

<2.日本らしいサービスクオリティーとクリエイティビティーの実現 

 

 また、日本固有の精密さ、ホスピタリティーやクリエイティビティーをより良い形で発揮する事により、商品の価値を高める事も可能だと思っています。 

 

  そして、メディアの領域において、そのようなサービスを実現する事により、日本人らしい、新しい価値を創造する事ができれば、と考えております

 

結びのご挨拶

 

 TV・PC・携帯コンテンツサービスなど、かって日本が技術的にも、マーケットメーク力でもNo1であった商品・サービス領域は数え出したらきりがありません。

素晴らしい技術・サービスも、イノベーションにより常に世界をリードし続けない限り、グローバル化し、モノ・サービス・情報があっという間に伝播する世界市場においては、その地位を維持する事はできません。

良い商品・サービスを、良いタイミングで世界へ。

 我々は、ハードとソフトの出会う場所でもあるメディアの領域において、日本発の優れた商品・サービスを開発し、世界に届けてまいりたいと思います。その為に、まずは日本の市場で、世界に通用するメディアサービスを構築したいと考えております。 

 自社・他社問わずビジネスパートナー様とも、新しい商品・サービスの開発と普及に向け尽力したいと思います。皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

平成22年4月2日   

代表取締役 柴田 博史